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(1)奈良時代に菩薩と称された僧は少なく、民衆教化と社会事業に力を尽くした行基菩薩(668~749)、東大寺の前身とされる奈良の山寺で修行を重ね金鷲菩薩と呼ばれた金鷲優婆塞(生没年不詳)、伊予国の石鎚山で修行した寂仙菩薩(?~758)らがいる。
(2)「続日本紀」宝亀三年三月丁亥[ひのとい]条
(3)「日本現報善悪霊異記」(日本霊異記)
薬師寺の僧・景戒によって著され、弘仁年間(810~824)に成立したとされる。