1240年・延応2年(7月16日改元)・仁治元年 庚子(かのえね) 19歳

四条天皇

 

北条泰時

 

14

彗星出現

吾妻鏡

「戌尅、申方彗星出現。芒氣四尺、指巽方。色白赤。々色少、本大如鎮星〈云云〉。」

戌の刻申方に彗星出現す。芒気四尺、巽方を指す。色白赤、赤色少なし。本大きさ鎮星の如し。

 

平戸記[へいこき]・平経高著(1180年・治承4年~1255年・建長7)

今夕戌の刻彗星西方に見ゆ。坤方に寄り光芒五六尺月に映ゆ。その光芒薄しと。程無く山に入ると。この一両年天変休まず。就中去る冬已後重変重疉し、今この大変に及ぶ。畏るべし々々。

 

 

124

北条時房 卒66(吾妻鏡)

 

 

22

幕府 保奉行を設け鎌倉市中の警備を強化(吾妻鏡)

 

 

26

幕府政所焼亡

吾妻鏡

政所並びに御倉以下焼亡す。余焔他所に及ばず。失火の由これを申すと雖も、放火の疑い有りと。夜に入り彗星出現す。正月四日より今日に至るまで消没せず。

 

 

318

幕府 御家人の過差や郎党の任官を禁ず(吾妻鏡)

 

 

43

朝廷 高麗国よりの諜状について議定

百錬抄

梅宮祭なり。夜に入り摂政直廬に於いて群議有り。高麗国牒状の事なり。

 

 

514

延暦寺 祇園社に念仏停止を指示

 

 

6

覚恵 園城寺長吏に補任される(園城寺長吏次第・三井寺続灯記)

 

 

8

慈賢 天台座主に補任される(百錬抄・天台座主記)

 

 

9

良恵 東寺長者に補任される(東寺長者補任・仁和寺諸師年譜)

 

 

112

幕府 鎌倉に篝屋を設置(吾妻鏡)

 

前のページ                               次のページ