中途成立の「血脈信仰」に決別し「釈尊から日蓮へと至る信仰の清流」に連なり「正道に回帰」した現代の和合僧

 

創価学会の会憲・前文を読み、改めて感動。

 

『釈尊に始まる仏教は、大乗仏教の真髄である法華経において、一切衆生を救う教えとして示された』

 

 「釈尊に始まる仏教」とその働きを端的に明かされた記述には、世界宗教たる仏教の原点・ガウタマ・シッダールタと「妙法蓮華経如来寿量品第十六」の久遠実成の釈尊たる久遠の本仏への回帰、即ち直参の姿勢が読み取れるように思います。

そのようなことはSOKAnetでの「仏教の人間主義の系譜 釈尊~法華経 日蓮大聖人~現代」と、聖教新聞の「闘魂TALK」からも理解できます。

「大乗仏教の真髄である法華経において、一切衆生を救う教えとして示された」には、釈尊・久遠本仏を源流とする「一切衆生救済」を大願とする信仰の清流「法華経の慈悲の精神」を継承しようとの、和合僧の志が読み取れるのではないでしょうか。

 

 

『末法の御本仏日蓮大聖人は、法華経の肝心であり、根本の法である南無妙法蓮華経を三大秘法として具現し、未来永遠にわたる人類救済の法を確立するとともに、世界広宣流布を御遺命された』

 

「末法の御本仏日蓮大聖人」との表現には、上行菩薩として数多の妙法曼荼羅本尊を顕し=一切衆生皆成仏道の帰命の対象を現わした日蓮その人を、日蓮滅後よりはるか後代に成立して結局は本尊参拝・寺院参詣の動機付けと堕してしまっている寺院教学、特に中核たる「寺信心の日蓮本仏論」から決別し、釈尊・久遠本仏からの正当なる継承者としての上行菩薩・日蓮とその信仰を現代に伝える和合僧の正しき信仰として、和合僧の言葉により日蓮を本仏と位置付けるとの、使命と責任ある教団の気概が漲っていると拝察できます。

 

 「日蓮は、法華経の肝心であり、根本の法である南無妙法蓮華経を三大秘法として具現し、未来永遠にわたる人類救済の法を確立するとともに、世界広宣流布を御遺命された」には、第三代会長・名誉会長が世界中の多くの指導者・識者と対談される中で明言された「究極として求められるものは板曼荼羅ではなく久遠の法である」(趣意)との仏法の究極を継承、一大秘法たる南無妙法蓮華経の弘通に邁進し、万年の未来まで、「日本の仏法」と宣言された日蓮の法門を一閻浮提広宣流布・立正安世界の「世界の仏法」へと昇華させながら、「師匠の思想」を継承・発展させんとする和合僧の総意と展望が込められているのではないかと思います。

 

 

『「三代会長」に貫かれた「師弟不二」の精神と「死身弘法」の実践こそ「学会精神」であり、創価学会の不変の規範である』

 

ここにおいて、「学会精神とはなにか」が具体的に明示され、これにより仏を宣言する教団においても、個人においても、その内面における信仰の根本が確立されたといえるのではないでしょうか。

 

 

『広宣流布の御本尊』との表現は、和合僧の個々の人々が信仰実践で得た功徳と歓喜を象徴した言葉にして、未来への夢と希望に溢れる呼称表現といえるのではないでしょうか。

 

 

『日蓮世界宗創価学会と揮毫』の記述を初めて見た時には、衝撃的な感動が走りました。

 

日蓮世界宗創価学会には現代の和合僧たる在家教団こそが、日蓮仏法を唯一、世界に広宣流布しゆく仏意仏勅の教団であるとの熱き心が込められているものであり、そこには師匠自らが「永久に決別」と宣言された中途成立の寺院信仰と寺院教学からの完全決別、世界宗教としての飛翔と一閻浮提広宣流布・立正安世界への誓願が漲っているのではないかと拝察いたします。

 

2024.6.30